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★ Member Personal Interview

メンバーそれぞれの過去から現在へのインタビューです。今までどこでも見れなかったメンバーの素顔です。これでジェリーリーの全てがわかると思います。読み応え充分!是非チェックして下さい。

Interview:
林 拓一朗(Juice Magazine)


【小井出 ヒサシ】→こちらへ
【山浦 ダイジ】→こちらへ
【サトウトモノリ】→こちらへ
【あゆ子】→こちらへ

★ from 小井出 ヒサシ


今から13、4年前、高校卒業まで後3か月くらいの時だったと思う。俺はバイト帰りの電車の中でダイジにこう切り出した。
「バンド名、ジェリーリーファントムにしたいんだけどどう思う?」ダイジ「俺はゴッドスピードにしたい……」
話し合いの結果、ゴッドスピードはちょっと重過ぎるって事で(聞いた瞬間にないとは思ったけど……)ジェリーリーファントムに。ダイジと二人だけで決めて他のメンバーにはジェリーリーファントムに変えるって事だけを告げた気がする。でも、その直前にギターの奴が革ジャンに前のバンド名をペイントしたばかりだったので凄く言いづらかったのだけはよく覚えてる。おまけにそいつはバンドのリーダーだった。悪い事したなって思ってる。なんで二人だけで決めちゃったのか覚えてないけど、ダイジしか今いないわけだからどっかでもう気づいてたんだろうね。それにしてもわがままな奴だ。俺はまだその頃ジェリーリールイスを名前しか知らなかった。おまけにファントムって言葉に意味があるのも知らなかった。初めて動くジェリーリールイスを見せてくれたのはナカヤンだった。超クールなピアノマンで俺は嬉しくなった。ファントムって言葉に意味があるのを知ったのも同じ時期だ。で、その頃にはもううちには超クールなあゆ子ってピアノマンがいた。正確にはピアノウーマンか。ジェリーリールイスの亡霊か(まだ現役でがんばってるらしいけど)。きっとこのバンド名は新しいロックンロールをやるって意味なんだ!って思った。思ったけど聞かれたら面倒でそう答えた事ないけど。でもそれに気づいた時、ジェリーリーがやっとジェリーリーになった気がした。それに気づかせてくれたのはもちろんナカヤンとあゆ子だ。ダイジのインタビューを読んで改めて思った。そう言われてみればそうだよな。普通を嫌うバンドだよなって。新しいロックンロールやろうとしてるんだから。とにかくスタジオの中ではこういう言葉が飛び交う。「いいけど普通だね」……まあ、言いかえると面白くないって事だ。7年間4人でああでもねぇこうでもねぇ……ハイスクールディスコを最後にナカヤンが辞めた。一番お気に入りのアルバムだ。その後、モリオに一年間ガッツある音をもらい、みなさんご存じの通り、トモ君加入。しっくりきた。でももう今までのジェリーリーじゃない気がして(そりゃそうだ、メンバー違うし)「THE」をとるってまたわがままな奴が言い出した。それから一年。新しいアルバムの曲も半分くらい出来つつあった。でも「THE」がないのが馴染めないでいた(自分で言い出したくせに)。そんな時、スタジオで天使の声か悪魔の声か……何の前触れもなく確かに誰かが何かをつぶやいて、で、思った。もうこれ、やっぱジェリーリーじゃないんだ……。もう知っている人も多いと思う。ジェリーリーの曲、スピリット、楽器、ポケットにしまっておいた「THE」、その他、ビーチズというバンドに受けついでもらう事に決めた。今度はちゃんとみんなで話し合って決めた。いろんな曲作ったけど、あれが新しいロックンロールだったのかはよくわからない。っていうか新しいロックンロールって何だ。そんなもんあるのか。ロックンロールはロックンロールなんだ。そんな事言ったら今までやってきた事意味なかったって事なのか?それはきっとビーチズの連中が教えてくれると思います。

まあ、そんな所か……ジェリーリーの最後のライブ!みたいなものはやりたくないってわがままな奴が言いだして、そういう事なら発表も準備が整ってからにしようという事になった。解散とかそういう事でもないし、とにかく今、その瞬間に賭けて一度も振り返らずにやってきて、気づいたら新しいバンドにのっとられてたんだもん。冗談でもなんでもなくて本当に。それに気づいた日、家に帰って笑いがこみあげてきた。嬉しさと興奮でだと思う。もうすぐ出るビーチズのファーストアルバムは最高にいいよ。それがすべての答えかな。それが出たらツアーもあるらしい。それがすべての答えかな。俺にもわからない。とにかく連中は背格好もよく俺達に似た、ここをチェックしてくれているみんなには愛着の持てる顔つきだと思われます。メンバーの名前もよく似てるしね。そしてもちろん、ジェリーリー以上に俺達のミュージックライフに欠かせない、ジェリーリー以上に俺達を踊らせてくれるバンドになってくれると信じています。そう思ってなかったら俺達の大事なジェリーリーファントムの全てを受け継いでもらおうなんて考えるわけないしね。だから今まで本当に……とかそういうのはまだなし。まだ何も終わっちゃいないし、まだ俺達は骨まで踊りたいりないって事だ。これからもジェリーリーを、そしてビーチズをよろしくね。

JERRY LEE PHANTOM  小井出 ヒサシ

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